選挙結果から見えてくるもの

今回の選挙では驚くべき事ありました。トップ3に新人が入りました。

トップ当選の村田ひろしさんは475票です。これはYokoの記憶の中では、今まで行なわれてきた新得町議会選挙の最高得票です。又、2位の若杉まさとしさんの455票も又かなりの上ランクです。さらに3位の湯浅よしはるさんまでのトップ3の新人は全て農家の方で、十勝型の大型農家、あるいは農業法人の社長を勤められてきた方々です。

彼らの得票を合わせると投票された方の約29%(3割弱)の有権者、つまり4人にひとり以上の方が彼らに投票したことになります。新得の専業農家は100戸を切ったといわれていますが、たとえば2世代7人家族100世帯と考えても700人ですから、これはかなりの高得票だといえます。

新得町はこれから必然的に第一次産業を中心に施策を進めていく事になるのでしょうか。

十勝は元来農業を中心として産業の裾野が広がっています。そのおかげで農道か国道か区別のつかないような道が縦横無尽に伸び、治水ダムが整備され、畑の土壌改良等が行なわれてきました。予算を組み補助金を使って農業のハード面を充実させて少人数大型化の効率化をはかってきたのです。

第二次大戦後、農地は解放され、小作人だった農家も親方になりました。今、効率化で農家規模は肥大化し、さらには法人化されてきています。当初は親方同士の法人化も、年月が経つにつれて徐々に経営者と従業員という会社のかたちになっていきます。

その方向とは逆に、
都会から脱サラで農業を目指す方々がいます。大抵は会社組織からの脱出ですので、逆に、昔ながらの家族だけの小規模農家を目指して北海道にやってきます。

つまり、今目指す大型十勝型農家とは違う道を探る農家が都会からやって来ているのです。きっと新得の全農家の売り上げの割合から考えるとすると微々たる販売量でしょう。しかし、経済的な面ではなく、もしかすると、少子高齢化の歯止めの役割を担う方々かもしれません。
今回、議員となられた農家出身の方々を含め、それを後押しした3割弱の有権者の方々が先頭になって、そういう方々のサポートされることが未来の大きな力となることでしょう。

又、

選挙広報の中で「第2次、第3次産業との連携強化に努める」とある村田さんはおっしゃっています。

たとえば、
第3次産業の観光業ならば、連携として、体験農業が思い浮かべます。
もちろんそういうことの考察も大事かもしれませんが、たとえば、5月ゴールデンウィーク、畑作農家の忙しい時期。土作りで数センチにもなるほどに、生に近い堆肥や糞尿を畑にまいています。観光シーズンのゴールデンウィーク、もしかするとその近くをレンタカーが通過するかもしれません。あるいは、レンターサイクルで巡っているかもしれません。その時、鼻がひん曲がり、頭の芯がクラクラする、あの畑の香水のにおいに遭遇するのです。

「臭いのは当たり前じゃないか」

「そんなこといっていたら仕事にならん」

そうなんです。
堆肥まきは必要でしょう。

しかし、そういう目に見えにくいところでも連携です。
難題かもしれません。

しかし、トップ3の彼らには、彼らを支えている3割近い有権者がいます。
共に知恵を絞って解決していきませんか。

もしかすると観光客は移住者になり、移住者は家族を持ち、畑を耕すひとりになるかもしれません。
牛のお乳を搾るひとりになるかもしれません。

これからは予算を人(ソフト)に投資する農業であってほしいものです。