「ハルとナツ」

富村牛神社
富村牛神社

トムラウシ地区・トムラウシ温泉に車を走らせました。

トムラウシ小中学校から少し行ったところに富村牛(とむらうし)神社があります。とても雰囲気のある神社です。

20年位前の雪降る寒い日。
その神社にはたくさんの新得町内の小学生が集まっていました。NHKの放送80周年記念テレビドラマ『ハルとナツ 届かなかった手紙』(脚本:橋田壽賀子)のエキストラをするためでした。時代背景で、役柄女の子はおかっぱ、男の子は坊主頭,、貧しい服装をさせられました。周りでは保護者が見守っていました。子どもたちは演出の方に言われたように演技して無事ロケが終わり、(かかわっていた住民の方々を含め)ロケに参加した子供たちや保護者は、出演したシーンがどんな感じで放送されるのか楽しみにしていました。実際に放送されたところを観ると、もちろんエキストラですので、ほとんどの子どもたちの顔はよくわかりません。それでも、『この手、〇〇ちゃんの手だね。××ちゃん、すごいよ!一瞬だけど顔映っていたね。』と、しばらく話題がつきませんでした。トムラウシのさらに奥の地域にあったロケ地は、放送後しばらく期間、ロケセットがそのまま設置されて見学できる状態に保存されていましたが、それも今はありません。

新得町はロケ地として使われることが多々あって、古くは、映画「馬喰一代(1951年)」、「幸福の黄色いハンカチ(1977年)」がありました。テレビドラマなら「北の国から’95秘密」。最近では、連続テレビ小説「なつぞら」。(こちらもすでにロケ地には何も残されていません。)それ以外にも町立の登山研修施設(現在廃業)の名誉校長を引き受けて下さった田部井淳子さん、(新得町と親交のある雲海酒造の「そば焼酎雲海」のCMソングを歌ってた)新得駅前花壇に、うすゆき草を植えられた「うすゆき草」を歌う川中美幸さんと、著名人が新得町を応援してくださっていました。さらには、現在も、旅番組やバラエティー番組のロケなどで、数えきれないくらい新得町をPRして下さっています。でも残念ですが、その後、町行政やあるいは関係者が、応援・PRしてくださっている方々をフォローし関わっているという話は聞こえてきません。

今、この町は急速に少子高齢化が進み、毎年約100人ぐらいの人口が減っています。このまま現状のような状態が続くと加速度的に人口は減っていくと予想されます。
「そんなの関係ねぇ」と、思っている私たち町民にも影響は必ず降りかかってきます。まずはどんな些細なきっかけであったとしても、少しでも関係人口を増やす実践をするのは重要だと思います。

たとえば、新得町は観光(リゾート)の町をうたっています。

過去から現在に至るまで町内の子どもたちは、目の前に現れた私に『おはようございます』と声掛けをしてくれます。そして私も彼らに負けないように『おはようございます』と挨拶します。今度は、私たち大人は彼らよりも先に挨拶できるようになりたいものです。

そして、新得町民の方々は、どなたに対してでも『おはようございます』の挨拶をしていきませんか。「おもてなし」そして「おつきあい」の一歩がはじまります。