1994年1月17日未明に、アメリカのロス・アンジェルス市北部を震源とするノースリッジ地震が発生しました。その時、メディアから聞こえてきたのは、『日本でもし、このような地震が起きたとしても、耐震構造がしっかりしている日本では、あのように建築物が崩壊することは考えられない。』というようなことを聞いたことを覚えています。
一年後の同日ほぼ同時刻 1995年(平成7年) 兵庫県南部地震(神戸淡路大震災)が発生しました。その時の阪神高速道路の惨状を見た時、すぐに一年前のアメリカの惨状を思い出しました。一体あの時言っていた専門家はどう答えるのかなぁ。とも思いました。
後々、海からの砂を使ってコンクリートを固めたという話が出てきましたが、専門家にとっては、そんなことまで考えられないのでしょうね。
2023年2月6日現地時間4:17(日本時間10:17)にトルコ南部の東アナトリア断層沿いでM7.8の地震が発生しました。その後幾度か地震が発生し、トルコ、シリア両国合わせて約4万人(23年2月15日現在)の方が亡くなっています。東日本大震災の死者行方不明者をはるかに超えています。
日本もトルコ同様に地震大国です。かつて聞いた話、『日本の国では、建物があんなふうに崩れることはありません。』とは、流石に言っているメディアを耳にしませんが、この国に目を向ければ、大雨でもないのに東京や横浜では土砂災害の話です。考えてみれば、東洋の魔女が活躍した東京オリンピック(1964年)の頃、この国では多くの公共事業がありました。それと並行して建物も増えていったのではないでしょうか。もし、それらの公共物・建築物のメンテナンスがさほどに進んでいないなら、と、想像すると、今回の地震、遠い国の話と思っていてはいけないと思います。
