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トラネコのタマ

バイバイ

                  僕、
このたびこの地を離れることとなりました。
猫神様が、そろそろこっちに来いと言うので行くことにしました。

約12年間、皆様 お世話になりました。
可愛がって頂き、ありがとうございました。

周りでは、「90歳は超えているはずだ。」
と、勝手な事を言っておりましたが、
本当は年齢ばかりじゃなく、
出生地も名前も、何にも誰も知らないですよね。
よくまぁ、こんな得体の知れぬ者を(いや猫を)受け入れてくれたものです。

これも、まだ5歳だったフラワーシスターズ2号が、
「飼うー!」
と、駄々をこねてくれたおかげです。
予想はしていたもののろくに世話もせずで、
挙げ句に、彼女はネコアレルギー。
結局、僕の召使いの中心はとうちゃんとかあちゃんになりましたが・・・。

いやほど召し使われた二人、
しばらくは、いつも元気なかあちゃんもメソメソしているでしょうし、
酢昆布のようなとうちゃんも、
かなり噛まれすぎの都こんぶのようになっているでしょうね。

が、皆さんの元気な顔と、会話を聞かせに顔を見せてやって下さい。
そうすりゃ、復帰の速い二人ですから大丈夫でしょう。
ファイル 242-1.jpg
僕は、お気に入りの 「タマの小道」の脇の土の中にしばらくいます。
でも、少しずつ、そこから離れて、
かあちゃんの手入れする花達の中や、
とうちゃんの植えた木々達と共に
ここを見守っていきますので御心配なく。

まぁ、そうしてそのうち、
思い出したくても、
「あの時、どうだったっけ?」
と、少しずつ忘れ去られて行くでしょう。
それが人間のようです。
で、それでいいんじゃないかな。
僕は元来ベタベタされるのが好きでないのでね。

今少し心配なのは、
これで、僕の魅力で会いに来てくれていたお客さんは
離れていくのでしょうか。

きっと、とうちゃんなら
「まぁ、それもしゃーないなぁ。看板に偽り有りの店やな。
でもええやんけ、美味しいコーヒーの飲める喫茶店やし。」
と、訳のわからんこと言うんでしょうね。

ビーワイルドは
タマの看板のある、
タマの居ない喫茶店になりました。

ファイル 242-2.jpg
バイバイ。

コメント一覧

ちから 2011年07月13日(水)10時19分 編集・削除

タマ、召されましたか・・・

周囲には媚びないけれど、心の深いところではしっかりと繋がっている、といったスタンスが好きでした。

タマが土から植物へと時を経て移っていく様子は、近くで見守られている、といった感じがして、心がどこか温かくなります。

土に帰っても変わりなく過ごしてね。

BE Wild URL 2011年07月14日(木)06時19分 編集・削除

ちから兄チャン コメントありがとうございます。

その次の日は、
涙も打ち消されるほどの大雨でした。
土に帰っていく前に、
水没するのではないかと冷々ものです。

見守られているというより、
まだ、
見守っている方かもしれません。

まぁ、未だ召使その一というところでしょうかね。

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